幻聴や幻覚が聞こえたり見えたりしてしまう。こうした症状に悩んでしまう心の病を「統合失調症」といいます。もしかしたら昔「精神分裂病」という名前で、病気のことを知ったという方も多いかも知れません。精神分裂病という名称は恐怖感を与える一方で、病気のことを適切に表していないため「統合失調症」という名前に変えられました。

■治療するためにはそれなりの時間がかかる
統合失調症は、だいたい18歳とか20歳前後で発症し、感情が激しく揺れ動く時期やうつ症状を呈する時期などを経て治癒に向かいます。心の病の中で比較的重い分類に入るため、治癒を目指すためにはそれなりの時間がかかることでしょう。

■抗精神病剤を適切に服用することで治癒を目指していく
治癒に時間がかかるからと言って、つらい症状をずっと味わうというわけではありません。統合失調症の治療はかねて精神医学界で様々な議論が重ねられてきました。結果として、現在では統合失調症の治療に適したお薬が開発され一定の効果を現しているのです。

■心理療法などの併用も有効だ
治療は主に投薬による治療と、生活改善などの指導などによって行われます。もちろんこの中には心理療法なども含まれています。患者さんの心に寄り添ってお話を聞く臨床心理士さんや、お医者さんなどとの連携を図りながら治癒を目指すのです。患者さん同士での交流の場を用意しているところもありますから、積極的に活用していきましょう。

■長丁場の病気であったとしても抗精神病剤の役割は大きい
統合失調症の治癒は長丁場になるかも知れません。しかし抗精神病剤の有無は、あまりにも大きな違いをもたらすことでしょう。お薬を使うと言うことの役割はとても大きいのです。